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自費出版の費用
自費出版の費用

読み手を意識する

よく文章を書くために5W1Hを意識すると良いということは耳にするのではないでしょうか。これは、意識せずとも自然に日記には応用されている点とも言えるでしょう。日記というのは、基本的に書いている人が読む人という関係の上に成り立つもので、誰かに読ませるものではないということが前提で書くものなのではないでしょうか。そのため、愚痴や不満なども比較的素直に書いてしまうのが日記と言えるでしょう。嫌な気持ちを書き出すことで自然と気持ちがおさまっていくのも日記の目的と言えるのではないでしょうか。

しかし、これが誰かに読んでもらうものの場合、気を付けなければならないことは多くなると言えるでしょう。自分史を書く時も同様でしょう。たまに、日記とじぶんしを混同してしまうといった文章も見かけますが、せめて私小説風に描くことを心がけるべきと言えるでしょう。そういうクッションを入れなければ、個人的な悪口として取られてしまう危険性のある文章を人に読ませることになってしまうでしょう。読者が最初に受け取った印象はなかなか消えないもので、よほど著者に興味を抱かなければ、詳細部分をどんなつもりで書いたのかなどと聞いてくる読者はいないと考えた方が良いでしょう。著者の思いだけが先行して書いた文章は、思い通りには伝わらないかもしれないということを覚えておかなければならないでしょう。

他にも、たとえ事実であったとしても「隠しておいた方がいい」と思われることはたくさんあるでしょう。もちろん、プロの小説家や文豪であれば立派な私小説として自身の恥部を文学的に書き綴るという手法も有効でしょう。しかし、自費出版の場合、そういった部分は大っぴらに暴露せず、それなりに隠しておくべきともいえるでしょう。過去のことであったとしても、読み手がどう解釈するかをよく考えたうえで題材にするという段階を踏むべきといえるでしょう。