Menu
自費出版の費用
自費出版の費用

日本の出版流通文化

0 Comment

日本においては、本の出版、流通、販売という一連のシステムが大変堅固であり、その慣習を突き崩すような動きも長年生まれませんでした。しかし最近は海外のインターネット通販会社が書籍を販売するようになり、また、自費出版も容易に行えるようになり、書籍販売のあり方が大きく変容しつつあります。
本は著者が書くものです。その点だけは何ら変わりませんが、執筆行為というのは厳密に措定すると、必ずしも著者のみの仕事とは定義できません。編集者の存在を無視するわけにはいかないのです。
例えば小説であっても、元データの取材については著者本人が行っておらず、編集者が代行していることも珍しくありません。そしてビジネス書籍ともなれば、著者よりも編集者の方が書き手として優れており、編集者がゴーストライターとなるのが一般的です。
編集者が相当手助けした原稿は、念入りに校正された後、章の編成と見出し付けを経て、印刷製本されます。そして、いよいよプロモートへと移ります。具体的には、取次営業、書店営業、出版広告、献本等がそれに当たります。取次とは、出版社と書店との間で流通を支配する問屋を指し、日本では大手の取次数社でほとんど全ての書籍を取り扱っています。出版社にとって、取次にアピールすることは何よりも大切なのです。
しかし、こうした日本の出版事情は、業界の不振もあって、大きく変容しつつあります。プロモーションが功を奏し、取次や書店にたくさん扱ってもらえたとしても、読者が購入してくれなければ意味のないものになります。何故なら書籍流通は委託性を採っており、書店で売れなければ、返品されるだけだからです。また、新聞の広告等も、効力を失いつつあります。新聞の読者そのものが、インターネットで情報収集するようになり、新聞を読まなくなったからです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です