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自費出版の費用
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である調の文

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真面目な内容の書籍を上梓するとなると、ついつい「である調」を使おうとするものです。しかし著者が自分のキャラクターと相反する文体を強いられることは、出版業界としても抑制したいところです。堅い文章は基本的に読み辛いケースが多いので、立ち読みし始めた読者がすぐにその本を戻してしまうことにも繋がりかねません。内容は堅くてもよいのですが、文体には気を遣う必要があります。

 但し、話し言葉だけで文章を構築しても、書籍としての価値が失われてしまいます。リズムを整えたり、ある程度の権威を持たせたりするのには、やはり書き言葉が必要になります。書き言葉の使い方は、書き手の為人が反映されます。例えば、堅い職に就いている人は、難しい表現を使用する傾向があります。自分が読めるかどうかではなく、読者が読みやすいかどうかに気を払うようにしましょう。

 さて、初心者の著者に多いのは、良い内容の文章は読者にとって役に立つのだという勘違いです。読者は基本的に、書籍から何らかの解決法を得ようとするものです。素晴らしいことが書かれていても、それが実用的でなければ、「役に立たない本」として評価を下すことも珍しくありません。つまり、著者は理論を書き連ねるだけでなく、具体的な方策を書かなければ、売れることは期待できないということです。どこまで具体的に説明するべきかは判断の難しい問題で、紙幅の都合を考慮するしかありません。例えば「睡眠しましょう」よりも、「~時頃寝室に向かい、それから~時間きちんと眠る」の方が読者を惹き付けます。

 極論の取り扱いについても、初心者は勘違いしていることが少なくありません。書籍の価値は、これまで誰も著したことのない内容であれば、非常に高まります。ですから、ある程度極端な主張が必要とされることも少なくありません。

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