リフォームの出費は住宅とお店とで勝手が違います。お店であれば、営業休止にともなう売り上げの途絶を考慮しなければなりません。必ず計画段階で当該額を計上するようにしましょう。また、準備資金はローンを組めばよいと楽観している人も多いようですが、店舗リフォームであればローン適用対象外です。中にはリフォームの見積内容に一切の無理が無く、金融機関から融資を受けられるケースも存在しますが、最初から当てにするのは禁物です。運よく決済されれば業者の口座に振り込んでもらえます。

 融資の当てが外れても、分割で支払うことは可能です。分割を選択した場合は、着工の前、リフォーム中、完了後それぞれの段階で入金するのが一般的です。それでも資金繰りに難があるようなら、キッチンの専用機器はリースで賄うことができます。リフォーム業者が仲介していることもあるため、調べてみると良いでしょう。

 資金の調達に成功すれば、いよいよリフォーム業者と工事の中身について相談することになります。業者の多くは予算内で請け負ってくれるので、まず予算を提示することが何よりも大切です。理想を追い始めると際限がなく、業者を困らせて契約そのものが頓挫する羽目に陥ります。予算さえ伝えることができれば業者もプロですから、予算内でどのような工事が可能か、できる限りイメージしやすいように説明してくれるはずです。

提示されたイメージの中から選択する際、外装その他動線に直結する廊下の汚れを無理なく清掃できるよう、十二分に吟味します。リフォームに慣れた人は、この段階で照明の配置にも配慮することができます。照明はお店の清潔感に大きな影響を与えます。縁の下の力持ちである照明を軽んじてはなりません。