リフォームの出費は住宅とお店とで勝手が違います。お店であれば、営業休止にともなう売り上げの途絶を考慮しなければなりません。必ず計画段階で当該額を計上するようにしましょう。また、準備資金はローンを組めばよいと楽観している人も多いようですが、店舗リフォームであればローン適用対象外です。中にはリフォームの見積内容に一切の無理が無く、金融機関から融資を受けられるケースも存在しますが、最初から当てにするのは禁物です。運よく決済されれば業者の口座に振り込んでもらえます。

 融資の当てが外れても、分割で支払うことは可能です。分割を選択した場合は、着工の前、リフォーム中、完了後それぞれの段階で入金するのが一般的です。それでも資金繰りに難があるようなら、キッチンの専用機器はリースで賄うことができます。リフォーム業者が仲介していることもあるため、調べてみると良いでしょう。

 資金の調達に成功すれば、いよいよリフォーム業者と工事の中身について相談することになります。業者の多くは予算内で請け負ってくれるので、まず予算を提示することが何よりも大切です。理想を追い始めると際限がなく、業者を困らせて契約そのものが頓挫する羽目に陥ります。予算さえ伝えることができれば業者もプロですから、予算内でどのような工事が可能か、できる限りイメージしやすいように説明してくれるはずです。

提示されたイメージの中から選択する際、外装その他動線に直結する廊下の汚れを無理なく清掃できるよう、十二分に吟味します。リフォームに慣れた人は、この段階で照明の配置にも配慮することができます。照明はお店の清潔感に大きな影響を与えます。縁の下の力持ちである照明を軽んじてはなりません。

 

 

塗装工事に踏み切るタイミングを適当に選択するのは不安を誘います。当然ですが、リフォームや塗装工事の費用は安くありません。資産価値は守らなければなりませんが、メンテナンスのコストは最小限に抑えたいのが消費者の心情です。先ずは塗料の耐用年数と塗料の値段とを勘案して総額を算出するでしょうが、実際の塗装工事費の大半は人件費と足場代で占められます。つまり、多少値段の高い塗料であっても、耐用年数を稼げるものを用いた方が、数十年後に得をする勘定になると言えるのです。ただ問題はそう単純ではなく、外壁以外の箇所、例えば木、鉄、屋根等は劣化スピードが外壁と異なります。外壁の質を長く維持できたとしても、別の箇所が急激に劣化してしまえば、結局短いサイクルで工事を依頼することになり、その場合は安い塗料で間に合わせた方がよいのです。

 ところで塗料の選択は耐用年数のみによりません。外壁塗装用の塗料は、国内では三大メーカーのものがよく使用されますが、目的に合わせて多くの種類が用意されており、事前に勉強しなければ選ぶことができません。業者に全て任せるのも構いませんが、後悔しないためにも多少の知識は蓄えておいた方が無難です。塗料の知識は見積もりの正当性や、工事に手抜きが無いことを確かめる際も、大いに役立つからです。塗料には大別して、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機の5種があります。主な原料は樹脂、顔料、添加剤で構成されており、塗膜を作る樹脂が主成分です。無機のように樹脂として良質なものは値段が高く、耐用年数も長いものがほとんどです。逆にアクリルのように安価な樹脂は使い勝手がよく、気軽に選択できます。

通風や換気がうまく行われたとしても,冷暖房の普及した現代の住まいでは,断熱は必須のものであり ,またそうした環境では,断熱が十分でなければ,結露は防げない。他方,断熱は,極端な温度差をなくすという意味では,結露防止の必須条件ではあるが,そこに「水蒸気の移動を阻止するような防湿層」がないと,結露防止の決め手にならないばかりか,表面結露に対しては有効でも ,断熱材そのものが内部結露を生じさせる原因にさえなってし ま つ。 したがって,一層強固な防湿層を設けて ,内部結露を防止することが必要となり ,さらにはそのための室内に閉じこめられた水蒸気を,換気によっ てより積極的に排出することが求められる。しかし,現代の住まいでは,結露の根本原因ともいえる水蒸気をますます大量に発生させたり ,相対湿度が急に上がるなど,生活の状況や部屋のおかれている状況による結露への影響も大きい。かつてガスストーブは水蒸気を発生させるため,冬の乾燥した空気に自然に湿り気を与えるものとされていたし,今でも石油ストーブの使用の際は,ヤカンをのせて加湿する習慣が定着している。しかし石油ストーブも少なからぬ水蒸気を発生させており結露の被害もこうした誤解によって増大しているともいえる。 確かに,人間の居住環境として気温24度,湿度60 %というのは,健康上適正なものであるかもしれないが,2 4度, 40 %が不健康とはいい切れないし,その差を感じとれる人は少ないであろう。むしろ ,今日の日本の都市では土や緑の不足からくる ,外部空間の乾燥の方が気になる。

 外壁の塗装は訪れた人の印象に大きく影響しますが、塗装業者であればどこでもよいだろうと、安易に選択する人も少なくありません。しかし塗装にも工法がたくさん存在しますし、業者の技量によっても見栄えに差が生じます。塗装業を営む上で必要な資格や許可のようなものはありませんが、実績を積んでいる業者には国土交通大臣や都道府県知事から工事業許可が付与され、大規模事業の受注が可能になります。この種の「許可」が職人の技量を保証するものではありませんが、発注前に下調べするに越したことはありません。また個人には技量と知識とに応じた「塗装技能士」なる国家資格が与えられるので、同様に確認することで安心できるのではないでしょうか。

 見積もりを依頼する時のやり取りも選択基準として重要です。見積もりもまた共通のフォーマットが存在するわけではありません。足場の設営や養生のような素人でも認知しやすい費用はもちろん、塗料の他、職人の細かいスケジュールに相応する人件費等々まで丁寧に説明してくれれば、安心して依頼することができます。遠慮せず細かく質問しても応じてくれるようなら、信頼関係も高まるでしょう。

 契約の際に留意すべきなのは、なるべく実際の施工業者と直接相談する機会を設けるということです。契約相手が営業会社であるケースも多々存在しますが、その場合は提示された工事費用が、依頼内容に相応していない可能性も見込む必要があります。契約相手が営業成績を上げるため、下請けの施工業者に無理強いすることを前提に、見積もり額を著しく下げることもあるからです。施工業者としてはより廉価な材質に変えたりして帳尻を合わせようとしますから、想定からかけ離れた仕上がりになる恐れもあり、注意を要します。

 

 

これらの乾燥・硬化のメカニズムは大きく分けて,基本的に物理的変化と化学的変化のいずれか,またはその両者の組合せによるものである。

物理的変化は主に塗料中の溶剤等の液体状態を保っていた成分を蒸発させる現象で塗膜を得るもので,一般にこの現象を乾燥といっており,化学変化の場合は一般に硬化といい,空気中の酸素とか湿気また,硬化剤と反応させるなど,酸化重合とか架橋反応などの化学反応によって硬化塗膜を形成するものである。

一般に液剤の蒸発のみで塗膜を形成する物理的変化の場合は,塗料→塗膜が可逆性があり,化学反応によって塗膜を形成した場合,塗料状態と塗膜状態では,展色材の化学構造が変化しており,塗料→塗膜が不可逆性にあり,この点は,塗装上の塗重ね時間などの管理上に大きく影響するもので,塗膜の層間付着性等の問題を生ずる原因ともなる。

いずれにしても,それぞれの塗膜形成のメカニズムをよく理解し,それに応じた管理上のポイントを把握する必要がある。